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コラム

生活習慣病や認知症予防に効果あり!?「地中海食」ってどんなもの?

地中海食とは?その起源と健康への影響

地中海食は、地中海沿岸の国々、特に南イタリアやギリシャの伝統的な食文化を指します。アンセル・キーズ博士による世界7ヵ国での疫学研究により、この食文化の地域では心臓病などの発症率が低いことが発見されました。この研究は、食生活が健康に与える影響についての理解を大きく進展させました。地中海食は、高脂肪であるにも関わらず、血液中のコレステロールを低く保ち、冠動脈疾患のリスクを下げるという特性があります。

地中海食の特徴:食材と調理法

地中海食の特徴はその食材選びと調理法にあります。野菜や果物を豊富に摂り、肉類は限られた量だけを摂取します。特にオリーブオイルの使用が顕著で、不飽和脂肪酸が豊富であることから、心臓病のリスクを下げる効果があります。また、全粒穀物、ナッツ、豆類も積極的に摂取され、塩分の使用は控えめです。地中海食には、加工食品の摂取は少なく、昼食をメインとして朝食と夕食は軽めにするという特徴もあります。

地中海食の健康効果

地中海食は、心臓病やがん、糖尿病、認知症など多くの生活習慣病の予防に効果的とされています。オリーブオイルやナッツに含まれる不飽和脂肪酸は心臓病リスクを下げ、野菜や果物に含まれる抗酸化物質はがんの予防に貢献します。また、全粒穀物の摂取は血糖値の急激な上昇を防ぎ、糖尿病のリスクを軽減します。精神的健康への良い影響も示唆されており、うつ病の予防にも有効とされています。

地中海食に含まれる代表的な食材

地中海食では、次のような食材がよく使われます。

  • オリーブオイル:高い抗酸化作用と不飽和脂肪酸を多く含み、心臓病の予防に役立ちます。
  • ナッツ類:オメガ3脂肪酸が豊富で、心臓病の予防に貢献します。
  • 全粒穀物:血糖値のコントロールに役立ち、糖尿病の予防に効果的です。
  • 赤ワイン:適量であれば、心臓病のリスクを下げるポリフェノールが豊富です。

まとめ

地中海食は、野菜、果物、全粒穀物、オリーブオイル、赤ワインなどをバランスよく取り入れた食事法で、心臓病、がん、糖尿病、認知症などの生活習慣病の予防に効果があります。これらの食材に含まれる栄養素が、様々な健康上の利益をもたらし、健康寿命の延伸に寄与すると考えられています。日本の食生活に地中海食の要素を取り入れることで、健康維持に役立つでしょう。