同じように見える仕出し弁当と宅配弁当ですが、実は違いがあります。
仕出し弁当と宅配弁当の違い
仕出し弁当とは、注文を受けてから作ってお届けする弁当のことです。そのため、ある程度注文時のオーダーに応じてアレンジできる場合もあります。また、基本的には使い捨てではない容器に入っており、容器の回収が行われるのも仕出し弁当の特徴でしょう。宅配弁当は、指定先まで届けてくれる弁当全般を指しますから、広義では仕出し弁当も宅配弁当のひとつです。ただし、すでに作られているお弁当を配達してくれるものは宅配弁当ではありますが、仕出し弁当とは言いません。また、一般的な宅配弁当は使い捨ての容器を使用しており、容器の回収はありません。
仕出し弁当のメリット
仕出し弁当のメリットのひとつは、コストパフォーマンスが高いということです。企業などがお昼に注文するお弁当なども仕出しであることが多いのですが、その場合も金額の割に品数豊富でボリュームのあるお弁当が食べられると好評です。また、仕出し弁当は栄養士がメニューを管理しているため、栄養バランスが考えられているのもメリットでしょう。会社との契約で毎日配達される仕出し弁当などは、毎日お弁当を食べていても、栄養が偏ったりメニューに飽きたりしないように考えられています。一方、冠婚葬祭や法事などのフォーマルな席で注文するような、豪華なお弁当も仕出し弁当の得意とするところで、本格的な和定食や新鮮な刺身など、宅配弁当にはなかなかないようなクオリティの料理が楽しめます。
仕出し弁当のデメリット
事前の注文が必要で、急に食べたくなって注文して配達をしてもらう、ということができない場合があります。容器の回収については、使い捨てを希望する顧客に対しては使い捨てで対応する仕出し業者も多いです。
宅配弁当のメリット
宅配弁当のメリットは、食べたいときに食べたいものを注文できるという点でしょう。その時の気分で急に頼むこともできるので、急な来客時などにも便利です。
宅配弁当のデメリット
一般的に弁当店のデリバリーになりますので、栄養バランスの面では偏ったメニューが多くなります。揚げ物中心だったり、野菜が少なかったりと、毎日食べるのではなく、その時に食べたいものを食べることを想定したメニューです。お弁当に配送料が上乗せされるところも多く、店頭でお弁当を買うよりもちょっと贅沢をして配達を頼むといったイメージになります。
まとめ
配達してくれるという意味では仕出し弁当は宅配弁当のひとつですが、仕出し弁当は事前に注文しておくものです。また、メニューも栄養士が管理しており、品数豊富で栄養バランスが考えられたものが多くなっています。仕出し弁当と宅配弁当はどちらもメリット・デメリットがあるので、状況に合わせて必要な方を選ぶといいでしょう。