「おいしいけれど、栄養面は大丈夫かな?」
社員食堂を利用するとき、ふとそんな疑問を抱いたことはありませんか?
自社の厨房で自由に調理できる食堂なら細かな調整も可能ですが、最近はお弁当やクックチル(湯煎で温める方式)といったスタイルが主流になっています。
自社調理と比べると自由度は限られるものの、実は工夫次第でしっかりと栄養バランスを整えることができるんです。
今回は、栄養士の考え方をベースに「満たしておきたい5つの基準」をご紹介します。

社員食堂における栄養バランスの5基準
主食・主菜・汁の「型」を守る
丼や麺の日は一見バランスが崩れそうですが、小鉢や具だくさんの汁物を組み合わせれば立派に整います。大事なのは「足し算で補う」という発想です。
たんぱく質をしっかり確保
午後のパフォーマンスを支えるのは、実はたんぱく質。消化吸収がゆるやかで、血糖値の急上昇・急降下を防いでくれるため、午後の眠気やだるさを抑えて集中力を保ちやすいのです。
目安は1食20g程度といわれています。
野菜と食物繊維は“合計”で考える
社員食堂やお弁当では、つい主菜やご飯に目が行きがちで、野菜が不足しやすいのが実際のところです。
そのため、一品に頼るのではなく、しっかりと野菜や汁物も合わせて提供してくれる社員食堂を選ぶことがポイントとなります。
塩分と脂質は表示と頻度でコントロール
塩分や脂質は「減らす工夫」が大切。
栄養表示やドレッシングの別添、揚げ物の出現頻度を週に数回までに抑えると、自然にバランスが取れてきます。飲み物は無糖のお茶や水を基本にすればさらに安心です。
再加熱と衛生の管理
クックチルの場合、温め方が味と安全の決め手になります。湯煎時間や中心温度を守ることで、食感や風味をしっかり維持できます。HACCPに基づいた衛生管理が整っていれば、安心して利用できますね。
社食選びのチェックポイント
・栄養士監修や栄養表示があるか
・献立サイクルが事前に分かるか
・アレルギー等、食べられない食材の配慮ができるか
栄養以外のチェックポイント
さらに、栄養だけでなく“飽きないこと”も大切です。
普段のメニューのレパートリーが豊富なことはもちろん、季節ごとのイベント食や特別メニューに対応してくれる会社を選ぶと、ランチタイムに彩りが加わります。
まとめ
社員食堂は栄養面を心配されがちですが、委託をする場合でも、今回の5基準を押さえれば「美味しい」と「健康」を両立することができます。
シェフクックでは、厨房設備がないオフィスでも手頃な価格で導入できる出張型の社員食堂サービスや、栄養士が監修した日替わり弁当の配達サービスをご提供しています。
湯煎や保温器を使うだけで、誰でも簡単に“温かく安心できる食事”を社員に届けられるのが特長です。
「社員の健康を支える食環境を整えたい」とお考えの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。