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コラム

健康経営で話題のスマートミール!そのメリットと導入方法を解説

健康経営が企業の重要な戦略として注目されるなか、社員の健康を支える「スマートミール」が話題になっています。特に、働く世代の栄養バランスを考えた食事提供が求められるようになり、スマートミールを導入する企業が増加しています。

本記事では、スマートミールの概要やメリット、企業が導入する際のポイントを詳しく解説します。社員満足度の向上や企業のイメージアップにもつながるため、ぜひ参考にしてください。

スマートミールとは?

スマートミールとは、栄養バランスを重視した食事のことを指します。一食の中で「主食・主菜・副菜」が揃い、野菜が豊富で、食塩の摂取量にも配慮されたメニューが特徴です。

忙しい現代人にとって、外食やコンビニ食では栄養が偏りがちです。しかし、スマートミールは、限られた時間のなかでも手軽に健康的な食事を取れる選択肢として、多くの企業や飲食店で採用されるようになりました。

もちろん、スマートミールを食べるだけで健康が保証されるわけではありません。適度な運動や、禁煙・節酒など、日々の生活習慣全体を整えることも重要です。

また、スマートミールを提供する店舗や事業所は、「健康な食事・食環境」認証制度を受けることが可能です。これは、健康的な食事を継続的に提供する施設を認定する制度で、認証を受けた施設は専用のマークを掲示し、消費者にアピールすることができます。

スマートミールの基準

スマートミールの基準は、厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的とした食事の目安」に基づいています。以下のような条件を満たすことが求められます。

  1. エネルギー量
    • 1食当たり450~650 kcal(通称「ちゃんと」)または650~850 kcal(通称「しっかり」)
    • 日本食品標準成分表2020年版に基づき、上記の範囲に収める
  2. 料理の組み合わせ
    • 「主食+主菜+副菜」の基本構成を満たすこと
  3. PFCバランス(エネルギー栄養素比率)
    • たんぱく質 13~20%、脂質 20~30%、炭水化物 50~65%
  4. 野菜・きのこ・海藻・いも類の摂取量
    • 1食当たり140g以上
  5. 食塩相当量
    • 「ちゃんと」3.0g未満、「しっかり」3.5g未満
  6. 牛乳・乳製品、果物の取り入れ
    • 明確な基準はないが、適宜加えることが望ましい
  7. 特定の保健用途の食品を使用しない
    • 健康食品や特定のサプリメントを過度に用いない

これらの基準をクリアすることで、スマートミールとして認証を受けることができます。

企業がスマートミールを導入するメリット

1. 健康経営の推進

企業がスマートミールを導入することで、従業員の健康をサポートできます。健康的な食事を取ることで、体調不良の減少や生産性向上が期待でき、企業全体のパフォーマンス向上につながります。

例えば、通常の社員食堂では揚げ物やラーメンといった高カロリーな食事が多くなりがちですが、スマートミールを取り入れることでバランスの取れたメニューを安定して提供できます。

2. 企業イメージの向上

スマートミールを導入することは、企業の社会的責任(CSR)や健康経営の取り組みとして評価されます。特に、求職者や従業員、取引先に対して、健康を重視する企業文化をアピールできる点がメリットです。

また、「健康な食事・食環境」認証を受けることで、社内外に対してより強いブランディングが可能になります。

3. 環境への配慮

スマートミールを提供する企業の多くは、環境に配慮したパッケージを採用しています。再利用可能な容器やエコフレンドリーな素材を使用することで、廃棄物削減にも貢献できます。

スマートミールの導入におすすめの業者3選

スマートミールを企業で導入する際におすすめの業者を紹介します。業者ごとに特徴が異なるため、自社のニーズに合ったものを選びましょう。

1. 株式会社グリーンハウス

グリーンハウスは、レストランや社員食堂の運営を手掛ける企業で、一部の社員食堂で「健康な食事・食環境」認証を受けたスマートミールを提供しています。

また、管理栄養士が監修した「からだ喜ぶ、なんかいいな弁当」を販売しており、企業の社員食堂での導入にも適しています。

※ すべての社員食堂でスマートミールが導入されているわけではないため、事前に確認が必要です。

2. い和多

い和多は、東京都・横浜市・川崎市・埼玉県・茨城県の一部地域でデリバリー弁当を提供する企業で、業界で初めてスマートミール基準を満たした弁当の販売を開始しました。

社員食堂を設置するスペースがない企業でも、毎日バランスの取れた食事を従業員に提供できるのが強みです。

3. ANYME(社食デリ)

ANYMEは、冷凍弁当を定期的に企業へ配送するサービスで、スマートミールの基準を満たしたメニューを提供しています。

最大の特徴は、6ヶ月以上の長期保存が可能な点です。在宅勤務が多い企業や、小規模なオフィスでも簡単に導入でき、食事の選択肢を増やすことができます。

また、SDGsの目標にも賛同しており、企業の社会的責任(CSR)を意識した取り組みにも活用可能です。

まとめ

スマートミールは、健康的な食事を手軽に摂ることができる選択肢として、企業や飲食店での導入が進んでいます。従業員の健康維持や生産性向上に貢献し、企業のイメージアップにもつながるため、健康経営を推進する企業にとって有益な取り組みといえるでしょう。

また、導入方法としては、社員食堂での提供、デリバリー弁当の活用、冷凍弁当の導入など、企業の状況に合わせた選択肢があります。スマートミールを取り入れることで、従業員の満足度向上と企業価値の向上を実現しましょう。